レクチャー・タイムが終わって、今日のメイン「耕す」です。畝を作るための鍬の動かし方を実際にデモでみんなに見てもらいました。「じゃあ、やってみたい人ー!」というと、
はいはーい(^o^)丿
ハーイ(^o^)丿
はいっ はいっ(^o^)丿
おっと、みんなやる気満々!(みんな遠慮して、なかなか手を挙げてくれないかと思っていました。今日のメンバー、本当に素晴らしい)
で、指名する間もなく、I君がすでに鍬を握っていたという(笑)彼もおじいちゃんが農家で、よくお手伝いをしているそうです。ご覧ください、彼の鍬さばき。
「速ぇ~~~~!」
「おお~~~~!」
みんなびっくり。なんの躊躇もなく、てこの原理を使って長い柄を上手に使い、ものっすごい速さで土を畝へ掘り上げていきます。おじいちゃんがしているのを見てきているからでしょうか。おじいちゃんもこんなに速いのかな!?
「次、わたし~!」
手前で順番を待ち構えていたMちゃん。ちょっと重そうにしていましたが、彼女もだんだん手際がよくなっていきました。レクチャーの時にも、積極的に意見を言ってくれた物知りさんです。
掘り起こして土を移動させる作業って、欲張ってたくさんの土を採ろうとすると重くて疲れてしまうし、かといって少ししか採らないとなかなか畝にならない。自分が疲れないで且つちゃんと時間内に畝が完成するよう、自分のスキルに合わせた “ ちょうどよい塩梅 ” というものを知る必要があるんですね。
また、速い仕事をしても雑になればやり直す必要がありますし、丁寧にしていて時間内に少ししか畝が作れなければ次の日もまたやらなくちゃいけない。時間軸と成果の関係を計る力も必要です。
そのためには、自分の力量 × 道具の使い方 × 土の重さ × ○○・・・といった情報を集めて、“ 総合的に判断 ” をし、“ 逆算 ” する力が求められます。これは、実際にやりながら体で覚えていくことなんです。ただ耕すだけのようでいて、こんなにいろんなことを駆使しているんですね。(という話は、現場の子どもたちにはしていません )
もうみんな、やりたくてうずうずしています(笑)
&Garden では まだ資金がないので、農作業用の道具はたくさんなくて、ご家庭にある子は持参してもらい、みんなの道具を持ち寄って今回の作業をしています。(もしまだ使えるけれど不要な農作業用の道具をお持ちの方がいらしたら、ご一報ください)
さぁ、調子づいてきましたよ~!みんなで一斉に始めましょう。
これ、見てください!
素晴らしいでしょう?地下足袋で来てくれたんです。
「父ちゃんが、これに参加するのに買ってくれた!」ですって!(^^)!
倉敷市内にも同様のシューズを作っている会社があるんですよ。
▼株式会社 丸五
http://www.marugo.ne.jp/wellness/
▼たびりら
https://marugo-online.jp/shop/e/e901003/
▼幼児用地下足袋FUMFUM
https://fumfum.web-store.jp/product-buy-form/lp001
凹凸のある場所を歩くことで足裏感覚が育ち、自然とバランス感覚が鍛えられて体の土台となる安定した足をつくります。足袋は、指先が分かれていることで足指に力が入りやすく、土踏まずの形成を促します。最近は土踏まずのない子が増えており、足の指先に力が入れられず、O脚になる子が多いんですね。O脚は、胃腸の弱い人、アレルギー耐性の弱い人にもよく見られる現象だとか。靴の外側がよく減っている人は気をつけてみてくださいね。
井戸端会議をしながら、大豆をサヤから取り出しています。叩いて脱穀すれば早いのですが、こういうのも楽しいですね^^
感動したのがコチラ!
最初に鍬の使い方をお話した際、「使わないときは、こんなふうに鍬の刃を下向きに置きましょう」と説明していました。
「もし、刃が上を向いて置いてあって、そこに誰かがつまづいてコケたら、どうなる?」
「大ケガするー!」
「血が出たら怖ぇ~!」
「そう。だから、道具はちゃんと安全なところにしまわないといけないよ。使いっ放しでその辺に置いちゃダメ」
「できれば、人の通らない隅っこへ置こうね」
そう話していたら、知らないうちに自然とこんなふうに、使わない鍬は畑の端っこへ並べて置いてありました。
やっぱり今日のエディブル・キッズ、素晴らし過ぎます!!もう、めちゃくちゃ褒めてあげました。
子どもたちだけで、勝手にどんどん作業を進めています。本当に頼もしいですね。