週間天気予報では「雨」だったにも関わらず、当日はご覧のとおり、雨上がりの気持ちの良い好天\(^o^)/
参加者のみんなの日頃の行いがよかったのかな?^^
時間になると、続々とお友だちのみんなが集まり始めました。
常連さんになってきた子、今回が初めての参加という子、小学1年生から中学1年生までの男の子・女の子が集まりました。
「何年生?」
「学校、どこ?」
うちへやってくるエディブル・キッズたちは、物怖じしない子が多いようで、こんな感じでさっそく話しかけていく子が多いんです。
そのままプログラムはスタート!まずは自己紹介タイム。名前や学年、学校名などを言います。それらを次々とゲーム形式で復唱しながら、みんなの顔と名前を覚えていきます。
自己紹介が済んだら、今日のプログラムですることの説明。
今回は、やけにToDo が多かったw 内心、「コレ…時間内にできるかな!?」と心配していたのですが、みんな「オッケー」「はいはい、そういうことね!」って感じで、ちゃっちゃと役割分担をして、デモをしたらすぐに把握して、サクサク作業を進めてくれました。
本当にみんな3回目?初めての子もいるのに?と、こちらがびっくりしちゃうくらい頼もしいんです。やっぱりうちのエディブル・キッズ、タダモノじゃない!?
まずは、食べられるハーブを寄せ植えしたハーブBOXづくり。
たくさんはいらないけれど、ほんの少しだけお料理のアクセントや彩りに使いたい…っていうときのためのハーブBOXです。
みんな、思い思いにハーブ苗を木製コンテナへ入れていきます。
少し窮屈になるくらい、苗がしっかりしていたので、土を加減しながら入れていきました。
日にちが経つにつれて、土と根っこがなじんできますよ。
「うわ!コレ楽しい☆彡」
ですって!(^^)!
大人がなーんにも言わなくても、お互いにコミュニケーションをとりながら助け合って、寄せ植えはスムーズに進みました!(^^)!
寄せ植えには、お手製のお手入れカードがついてきます(^^)
おうちへ持ち帰ってからも、どんなふうに育てたらいいか、おうちの人とぜひお話ししてみてくださいね。
ハーブの名前を一つ一つ、インターネットや図鑑で調べてみるのもいいですね。
このコンテナは、中に透明のプラスチック容器をかませていて取り外しができますので、根っこがどんなふうに伸びていくか、土の中でどんなふうになじんでいくか、ぜひ観察してみてください。
根がいっぱいで窮屈になってきたら、地植えにしたり一回り大きなプランターへ移し替えてみてくださいね。できれば花をつけて種ができるまで育てられたらスゴイぞ~(^_^)/
お次は種まきです。大豆やオクラ、カレンデュラやひまわりなどを蒔きました。みんな、種の形や色をじぃーっと観察。あとは自分たちで見事に役割分担をして、こちらの作業もあっという間に進みます。みんなでやると何て早いのでしょう!ホントにみんな、すごい!!
こちらのお豆は、ある方から、子どもたちのために分けていただいた貴重なお豆。この日のために、大切に保管していました。「Cara Cara Bean」って書いてあります。どんな葉っぱや花がつくのでしょう?観察していきましょうね。
「ちゃんと育ちますように!」と願いをこめて、みんなでピースサークルでお豆さんに願掛け!(^^)!
種まきが済んだら、お次はサラダづくりです。キッチン・ガーデンを探検しながら、食べられるお花=エディブル・フラワーを調達。
みんな、やはりというか、意外というか、ダイコンや水菜をそのままにしているとこんな花が咲くって、知らなかったようです。
「え!これも食べられるん?」
「えーやだやだ!これ入れるなら食べたくなーい」
「まぁまぁ、そう言わないで。結構イケるから^^ 」
ハ~イ!みんな自分のところにサラダとハーブティーが並んだかな?
クロスも敷いて・・・
それじゃあ、
「いただきます!!」
じゃーん。こちらが完成したサラダです。
「うちには畑はないから」…そんな人も、すべてをキッチンガーデンで賄えなくても、こんなふうにプランターで育てた野菜やハーブと、買ってきた野菜とを取り合わせて、彩りよく飾り付けをするだけでも豊かなクッキングタイムを過ごせると思いませんか。
お酢・塩・砂糖・オリーブオイルの4つだけで作ったフレンチ・ドレッシングも、爽やかな香りがしてとっても美味しくできました。シンプルだと食材そのものの美味しさに気づけます。
サラダのほかに、甘酒プリンも食べました。
甘酒はお味噌でお世話になった、まるみ麹本店さんの自然栽培の玄米甘酒です^^
今回は大サービスでイチゴものっけちゃいました。
日中は少し暑かったし、作業しっぱなしだったので、つるん☆彡とのど越しよい甘酒プリンは大好評でした。「あっ これ、おいし~い!」って言ってもらえてよかった\(^o^)/
さぁ、しっかり働いて、美味しいものを食べたら・・・
\思いっきり、遊ぶ!/
子どもって、どうしてだか広いところに来ると走り出しますよね笑
この日の人気者は、アマガエル君でした。緑色の子、茶色の子、いろいろ。これからもっといろんな生きものが出てくるよ(^_-)-☆
3時間があっという間に終わりました。退屈している子は皆無。面倒くさがっている子もゼロ。
種まきは理科や社会(地理)、サラダづくりは家庭科や図工(美術)、役割分担や材料計測などは算数、しっかり体を動かせば体育。家で振り返りをしてもらうために「Jarnal」は国語や作文になります。遊ぶ時間を確保するために、ToDoをどのくらいの作業効率で進めればよいのか、“逆算” しながら動けていることは工程管理のセンスを磨いています。これだけではなく、もっともっと目に見えない大きな学びが深層に入っています。
3時間のあいだに、これだけの学習ベースになることを体験しているって、当の本人たちはあまり気がついていないかもしれませんが、学校の授業で、図書館で開いた本の中で、「あっ これって、前にエディブルでやったやつだ!」って点と点がつながることが出てくるんじゃないかと思います。
「どうして勉強をしないといけないの?」
その答えを先に知っているエディブル・キッズたちは、勉強=つまらなくて苦しいもの…とは思わなくなるでしょう。「この日、この時のために、僕らは勉強してたんだ!」とわかったとき、無知の虚しさ、学びの楽しさに気づいていくのではないでしょうか。知らないことがわかるって、本来はとっても楽しいこと!
「エディブル・エデュケーションを学びの真ん中に」
いつも、アリス・ウォータースはそう話しています。自然界から贈られるたくさんのメッセージを、五感を使ってぜひ感じ取ってみてください。