昨年からおじゃましている、倉敷市立の某小学校でのエディブル教室を開催しました。
これまでは、「土曜日エディブル」として、学童保育との連携で土曜日に開催させていただいてきたのですが、毎回立ち会ってくださっていた校長先生から、「エディブル・・せっかく良い内容なので、全校児童に体験させたい」として、ナント、授業の2時間の枠をお借りしての初授業となりました\(^o^)/
大麦を収穫した後は、大豆を蒔いていました。この場所は砂地で、肥沃ではないのですが、それなりに綺麗な大豆が育ちました。
周辺も、草さえ生えない素っ気なさなのですが、そんな中でもわずかに生えている草の状態から読み取れるこの環境からのメッセージがあり、どんなに小さくてもそこに生命の息づかいがある限り、いくらでもお伝えできる要素はあるものなんです^^
条件が悪いと、返ってそれを逆手にとって「どんなカリキュラムが作れるかな?」「将来的にはどんなエディブル・ガーデンにしようかな?」と目標も立てやすく、俄然やる気になります。コップに半分ある水を「半分しかない」と見るか、「まだ半分ある」と見るかの違いですね。一瞬で世界を変えることのできるリフレーミングの考え方も、子どもたちに伝えたいことの一つです。
大豆の収穫作業を終えてからは、教室へ入って座学の時間。
大豆を収穫したので、ミニ・エディブル・ガーデンはすっかり空っぽになりました。来年度からも引き続きエディブル活動を続けられることになったので、本格的にガーデン・デザインをしましょう!・・ということで、みんなでデザイン会議!
スパイラル・ガーデンをベースに、どんな植物が植えられそうかを話し合いました(^^)
2つの班に分かれて、デザイン会議。みんな白熱した討論をしていました。
乾いたところが好きな植物、日当たりのよいところが好きな植物、水が好きな植物、背が高くなるもの・・等々、植物にとって好きな場所があります。
「自分だったら、どんなベッドに寝たい?冷たい布団は嫌だよね。でも夏なら逆に涼しい方がいいしね」「居心地よく過ごすにはどうしたらいいかな?」そんな投げかけをしました。
その後、まとまったデザイン案を発表してもらいました。どちらの班もステキなプランができていました。このスパイラルの形を変化させて、「前方後円墳ガーデンもいいんじゃね?」っていう声も。それ、いいね~!
年明けからは、教科担任の先生方とも一緒にカリキュラムや年間スケジュールを立てることになっています。春からのエディブル・スクールヤード・プロジェクト、今からとても楽しみです!
「せんせーい!僕、卒業しちゃうので、3月までに開始してください!」
子ども達も楽しみにしてくれているようです!(^^)!