第1回プログラム レポート<4>

タネまきが終わっておやつタイム。

この日は、柚子のパウンドケーキとレモンティーを用意しました。

 

ちょうど先日、肥料・農薬の使用ゼロの柚子をたくさんいただいたので、柚子のマーマレードを作っていたんです。

 

このマーマレードをパウンドケーキに混ぜ込んで焼いてみました。子どもたちが食べやすいように、かなり茹でこぼして苦味を取り除いたので、爽やかなお味になりました。

 

柚子は、絞った果汁は紅茶へ入れたり、レモネードならぬユズネードにしたり、お醤油と昆布でポン酢にしたり、皮はマーマレードのほかにも、刻んで冷凍しておけばお料理のアクセントに使えます。

 

タネは焼酎につけておけば、しっとりとした化粧水にも(アレルギーテストをお忘れなく)

柚子は余すことなくいろいろと使えますね。


みんなで囲むテーブルには必ずクロスを敷いて…
みんなで囲むテーブルには必ずクロスを敷いて…
テーブルフラワーも飾りましょう 庭のお花です^^
テーブルフラワーも飾りましょう 庭のお花です^^
「ボクも参加していい?」とジョウビタキくん
「ボクも参加していい?」とジョウビタキくん

 

みんな、自分のお皿をもらってからテーブルにつきました。何も言われなくても、全員がそろうまで、誰一人フライングで食べている子はいなくて、ちゃとテーブルで待っていました。学校の給食で、みんなで「いただきます」をしてから食べているからでしょうか。それとも、ご家庭でもそのように教わっているからでしょうか。本当にいい子たちですね。

 

「じゃあ、『いただきます』の前に写真撮らせて~」

「え~ やだー」「早く食いたいー」

 

大急ぎでカメラを向けると、みんな変顔ばかりしていました(笑)

 

「はい、じゃあ今日はみんなお疲れ様でした」

「いただきます!」

「いただきまーーーす!!!」

 

しっかり働いたあとに食べるおやつって美味しいですよね。本当はお腹は空いていないのになんとなく口淋しくてダラダラ食べるお菓子よりも、何倍も美味しいはず!

 

「せんせーい!おやつ食べたら遊んでいい?」

「いいよー!」

「おにご(鬼ごっこ)しよ!」誰かがそう言うと、みんなすぐさま畑に飛び出しました\(^o^)/ 子どもは広いところに出るとなぜか走り始めますw
「おにご(鬼ごっこ)しよ!」誰かがそう言うと、みんなすぐさま畑に飛び出しました\(^o^)/ 子どもは広いところに出るとなぜか走り始めますw
はー!つかれたー(と言いながら、うっすら浮かぶお月さまを見ていましたよ^^ )
はー!つかれたー(と言いながら、うっすら浮かぶお月さまを見ていましたよ^^ )

 

「よく学び、よく遊ぶ」楽しい時間はあっという間。お家の人のお迎えの車が続々やってきて、今日のプログラムはおしまい。みんな「時間が足りんー」とお名残り惜しそうでした。

 

子どもたちを見送ったあと、臨んだ大人3人はしみじみ。

 

「子どもって、すごいなぁ」

「うん、可愛いよね」

「なんか、こういうのいいなぁ」

 

エディブル・エデュケーションと称して始めたこの活動。子どもたちが頭でっかちにならず、頭も体もぜーんぶ使って、五感を磨けるようにと思って始めたのですが、彼ら・彼女らは既にそのセンスを持っているようです。

 

ただ、そのセンスをどう扱ってよいのか、自分でまだわからないだけなんですね。

 

外へ外へとオープンに出す子、静かにそっと楽しむ子、その誰もを、自然界はありのままに受け容れてくれたんじゃないかと思います。その証拠に、どの子も高揚した表情で満足そうに「またねー(^o^)丿」と言って帰っていきました。

*****

 

いかがだったでしょうか。こうして、子どもたちにとっても、私たちにとっても、新しい挑戦が始まりました。岡山の片隅で小さく始まった私たちの挑戦。この活動がいつか、学校教育の場に広がることを目標にしています。応援していただけると嬉しいです。

 

もしも共感していただけるなら、今必要としている応援は、「倉敷でこんなことを始めた教室があるよ」と宣伝してくださること。Facebook( https://www.facebook.com/edible.andgarden/ ) Instagram( https://www.instagram.com/and.garden/ )の「いいね!」やシェア、口コミでも、何でも構いません。
 

まだまだ手探りなので、受け入れ体制も充分ではありませんが、できる限り安全に配慮しながら、楽しいプログラムを考えたいと思います。自然豊かな森や里山に行かないと出来ないようなものではなく、プログラムに参加した子どもたちが、お家へ持ち帰ってからも気軽に出来るようなこと。「お母さん、今日こんなふうにやったんだよ」って言いながら、ご家庭でもまた一緒にやっていただけるような――そんな内容を増やしたいと思っています。