「手前みそをつくろう!」楽しく開催しました♪

 

子どもたちだけでつくる、手づくり味噌の会「手前みそをつくろう!」楽しく開催しました\(^o^)/

 

「お味噌って、つくれるん?」

「どうやってつくるん?」

「お母さんにつくり方、しっかり教わってきて~って言われたー」

 

…等々、楽しみにしていてくれたお友だち(^.^)

 

「先生んちの手前みそも食べさせてあげるからね~」というと、目がキラーン☆彡と輝いていた子もいましたよ(^.^)

 

お風呂に長く浸かりすぎたときの指のように、しわしわになったお豆さんw
お風呂に長く浸かりすぎたときの指のように、しわしわになったお豆さんw
自然栽培の豆だと、アクがあまり出ないのが特徴
自然栽培の豆だと、アクがあまり出ないのが特徴

前日からお豆の支度。やさしくていねいに洗って、お水に浸しておきます。水は、マイナスイオンをチャージした電子イオン水。水分子というクラスターが小さいほど水は美味しいそうで、この水はこのクラスターが小さいんだそうです。塩素やカルキも取り除かれています。

 

大豆は、&Garden のキッチンガーデンで自然栽培で育ったもの。8年間タネを取り継いでいます。今回は私たち大人が栽培したものを提供しましたが、今年は子どもたちとこのタネを蒔いて、来年は自分たちで育てた大豆でお味噌をつくりたいなと考えています。

 

コロコロの小さく固い豆が、水を吸って一旦しわしわになり、つやつやの楕円形に変わり、煮ていくとお豆特有のふっくらとしたお豆へと姿が変化していきます。今回はやさしい火でコトコト6時間煮ました。そのときに部屋に充満するお豆の匂いも、家庭の記憶として子どもたちの心に残ります。本当は、こうしたところも子どもたちに体験してもらいたいのですが、ぜひこのあたりはご家庭でやってみてくださいね。

 

 

さて、プログラムの始まりです!

 

まずは恒例の自己紹介。とはいえ、ほとんどの子が前回のプログラム「麦をまこう」へ参加した子たちだったので、“初めまして” ではなかったんですけどね。リピート率が高くて嬉しいな!

 

名前と学年、学校名を順番に言ってもらいます。できるだけ全員が全員の名前を覚えてもらうための、ゲームっぽい自己紹介の仕方をしています。おかげでみんな、ちゃーんと名前を覚えられましたよ。

 

つづけて、お味噌や大豆のお話。「お味噌って、何で出来てるでしょう?」と質問すると、

 

「大豆ー!」っていうのが一番に出てきました。

「ほかには?」

「麹菌ー!」・・・ん~ 麹菌というと、正確にはちょっと違う気もしますが、まぁ合ってます。麹菌って言葉、もう知ってるのね。

 

結局、「塩」がなかなか出てこなかったです。

 

つづきの絵本屋さんでセレクトしてもらった絵本を駆使して、大豆の原産地や日本へはいってきた時代のこと、発酵や発酵して作られた食べ物や調味料のことなどを紹介しました。

そして・・・

今日のプログラムでぜひみんなに紹介したかったのがコチラ、「手前みそのうた」。お味噌のつくり方を紹介したアニメーション&歌で、とってもカワイイ動画なんです。一度聴いたらずぅーっと頭の中でリピートしてしまうこと間違いナシ!(^^)!

 

本当は大きな画面へ映して紹介するつもりで準備万端整えていたのですが、本番になって接続トラブル(涙)仕方なく、パソコンで直接みんなに見てもらうことになりました。みんな、ごめんねー(´;ω;`)ウゥゥ

「せんせーい!この動画も見てみたーい」という声にお応えいたしまして、(というか今日のカリキュラムに入れていたのに、先に言われてしまったw ホント、いつものことながらみんなの感度が高くてびっくりします)こちらの動画もご紹介。麹の役割を紹介した、こちらも一度聴いたら頭から離れない「こうじのうた」。

 

どちらも楽しくてすぐに覚えられるので、ぜひぜひご覧ください(^_^)/

 

子どもたちがそろそろ飽きてきそうなタイミングで座学の時間は終わり。さっそくつくってみましょう!

 

みんなで大豆をつぶす作業から始めました。

こういうときにも性格って出るものですね、一粒ずつこまめにつぶす子もいれば、ざっくりつぶしている子などさまざま。

 

「せんせーい!大豆がなかなかつぶれなーい」

「お味噌汁にしたときに、大豆の形のまま残ってもよければ、つぶれなくても大丈夫よ」

「ああ!あのお味噌の “カス” って、そういうことかぁ!」

「そうよ、あれは大豆だからカスじゃなくて食べられるよー」

「大豆が出てきたら “アタリ” って思って喜ぶ家もあるみたいよ」

「へぇ~!」

 

てな会話をしながら、わいわいやりました。

お次は「塩きり」。すべての材料を一度に混ぜ込むのではなくて、必ず米麹と塩を先に混ぜておきます。麹にほかの菌を寄せつけないためです。物事には順番があって、そこにはちゃんと理由があるんですね。

 

「気持ちいい~」「いい匂いがする~」麹を見るのも触るのも初めてという子どもたちばかりだったので、みんな鼻を近づけて匂いを嗅いだり、しげしげと眺めていたり、おもしろかったです。

 

お米に麹菌を付着させれば米麹、麦に付着させれば麦麹っていうんだよ、と説明しました。よい土だと植物の生長がよいのと同じように、麹もよいお米やよい麦だと元気のいい麹になってくれます。今回調達した米麹は、総社市美袋にあるまるみ麹本店さんの自然栽培の米麹。肥料・農薬・除草剤を使用しないで育てたお米に麹菌を付着させて育ててくださったものです。

 

まるみ麹本店さんは、床下、壁、天井のすべてに備長炭を入れた蔵の中で商品をつくっていらっしゃいます。炭のおかげで蔵の中はマイナスイオンたっぷりで、気持ちのよい環境になっています。

 

「いちいちお味噌を手づくりなんてしてられないわ~」というママさんなら、ぜひこちらのお味噌を購入してみてはいかが?甘酒も美味しくて、自然栽培の発酵商品はいつもこちらで購入しています。

▼オンラインショップはコチラ

http://www.marumikouji.com/

 

・・・で、ここから先はごめんなさい!レクチャーに専念しているうちに写真を撮るのを忘れてしまい、写真がございません。もう出来上がっちゃいました~ ^^;

じゃ~~~ん!
じゃ~~~ん!

誰がどの容器だったかわからなくなるので、ラベルも作りましたよ。

おお!「手前みそのうた」の歌詞がさっそくこんなところに!
おお!「手前みそのうた」の歌詞がさっそくこんなところに!
「エディブル」という言葉が普通に子どもたちの口から出てきました♪
「エディブル」という言葉が普通に子どもたちの口から出てきました♪

「いつ作ったか、日付を書いておくのは大切だよ」と伝えました。学校の勉強のノートでも、なんでも、できるだけいつやったものか、日付をつける習慣があるといいですよ。あとから見返したときに、「ああ、日付をつけておいてよかった」と思う場面は結構あります。社会に出て、お仕事を始めるときも役に立ちます。

みんな、上手にできたね!ということで、&Garden で毎年つくっている手前みそのお味噌汁の試食タイム。実際に熟成したお味噌を見せてあげると、「わー ほんとに味噌になっとるー!」と歓声が。お鍋の蓋をあけたら「わー いい匂いがするー!」とまた大歓声♪ ひと仕事したあとに食べると、余計に美味しく感じられますよね(^.^)


みんな自分の「手前みそ」を持って、ご満悦♪ 皆さんにも子どもたちの嬉しそうな笑顔をご覧いただきたいくらい。(安全上公開は控えています。ごめんなさい!参加者の皆さんには、別にダウンロードページを設けますので、整い次第メール配信しますね)

 

カビが生えたり、何か困ったことがあったらいつでも相談してくださいね!&Garden で対応できない場合には、まるみ麹本店の社長さんにお尋ねしてみますからね~(^_^)/

「せんせーい!キッチンガーデンで遊んでもいい?」

「いいよー!」

「あっ おじちゃんがなんかしてる!」

キッチンガーデンでは、おじちゃんが、原木にシイタケの菌を打ち込んでいました。こちらでも “菌活” ですね!(^^)! シイタケの菌を打ち込ませてもらってる子もいましたよ。

麦踏みもしました。「え!ホントに踏んづけても大丈夫!?」と心配そうにしていましたが、植物ホルモンやエチレンの話をして、実際に踏んで見せてあげると、子どもたちも安心して麦ちゃんの上に。これで麦ちゃんたち、丈夫になるかな? 収穫できるのが待ち遠しいですね。麦のあと、ここに大豆を蒔きますよ~。

いつのまにか、プログラム終了後のお約束になっているようです(笑)最後はみんなで鬼ごっこ。田んぼを走り回って発散していました。今時、田んぼで走り回れる体験って、そうそうないですよね。思いっきり遊んじゃえ~\(^o^)/

 

…じつはこの田んぼ、春になったら地上げされ、たくさんお家が建つことになってしまいました。田んぼのお世話ができる人がいなくなってしまったのです。このまま土地を維持することはとても大変なこと。今、地方都市では田畑を維持できなくなった地主さんが、アパートを建てたり分譲地に売り出したりして、お米や野菜をつくる人が減っています。

 

アパートやコーポが乱立しているものの、少子高齢化の波で、あと十年もすれば空き家だらけになることがわかっています。アパート経営は大変だからと、ソーラーパネルを敷き詰めて売電する動きもありますが、今は飽和状態でお金にはならないでしょう。しかも、ソーラーパネルは産業廃棄物となり、完全に処分しきれないとのこと。

 

そんな今の社会で、私たち大人が子どもたちへ残してやれるものは何だろう?

 

&Garden は、そんなことも考えて、この自然と農と食のあるライフスタイルを提案するエディブル活動を始めることにしました。一緒に子どもたちへ素敵なモノ・コトを渡してあげたいな…と思っていただける皆さんに、この活動をぜひシェア・拡散していただけると嬉しいです。

 

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