小寺卓矢さんの写真絵本

 

先日、「つづきの絵本屋」さんで小寺卓矢さんのトークイベントが開催され、以前から小寺さんの本のファンだった私は、喜び勇んで出かけました(^^)

 

-小寺さんウェブサイト(http://photokodera.com/)より、プロフィール-

 

小寺卓矢/こでら・たくや

写真家・写真絵本作家

1971年生まれ。神奈川県出身。
北海道十勝管内芽室町在住。

 「森に息づくいのちの繋がり」をテーマに北海道や本州の森林風景を撮影している。これまで書籍刊行、雑誌フォトエッセイ連載、個展など多方面で作品を発表。他にもスライド上映講演会や写真絵本づくりワークショップ、学校等での写真体験プロジェクト指導、異ジャンルアーティストとのコラボレーション公演などを数多く行い、幅広く活動している。

小寺さんの写真絵本を開くと、そこは森へ分け入る扉を開くのと同じで、本当に森の中へ入ったかのように、ひんやりと周囲の気温が低くなるような感覚になります。

 

自分もリスか野ウサギか、あるいはアリか‥何か小動物になって、森の中を散策しているような気分になれるのです。

イベントは、写真映像を大型スクリーンに映し出しながら、森や自然に関する講話、著作写真絵本の読み語りを小寺さん自らしてくださいました。訥々とお話しされるその声には、森と共に暮らす小寺さんならではの穏やかさや可笑しみがあって、写真というものはやはり、その人自身を写し出しているんだなぁと納得。聞けば、小寺さんは星野道夫さんに憧れ、ご本人に会いに行って、写真家になることを決意されたのだそうです。ここにも納得!

 

「子どもたちは本当に自然の小さな動きを見つけるのが上手です。ぜひ森や公園へ出かけてみてください」

 

ああ、もう一つ、言い忘れるところでした・・・と言って、小寺さんが付け加えたひと言。私が日頃心の底でずぅっと思っていたことで、涙が出そうになった言葉です。

 

「子どもたちが見つけたものを受け止めてあげる大人が、一人は必ずついてあげてくださいね」

 

「見て見て!」

「こんなのあったよ!」

 

子どもたちはいつも、そばにいる大人に向けて何かメッセージしたいと思っています。一番近い存在はお母さんでしょうか。学校なら先生ですね。

 

日頃から何かと忙しくて、いちいち構ってあげられない大人たち。

聞いてくれない…と感じた子どもは、いつしか話すことをしなくなり、それどころか、宝もののような日常の発見を見つけようとすらしなくなるでしょう。

 

そうして今に至ったのが、わたしたち大人です。

 

小寺さんの絵本を開くと、わたしたちが忘れかけていた大切なものが、植物やいきものを通して、懸命にメッセージしている気がしてなりません。

 

&Garden のガーデンでも、日々植物たちが春の息吹きを見せてくれています。早く子どもたちと一緒にシェアしたいな!(^^)!


ぜひガーデンの植物やいきものに会いにいらしてください。

5月には、オープンガーデンも開催予定です。

 

4月15日のプログラムはコチラ(^_^)/

https://and-garden.jimdo.com/program/spring-野菜や花の種をまこう/