727ESY サマートレーニングに参加しました

このところ、いろいろなイベントや計画にお声がけいただき、たくさんの出逢いと経験を頂いています。お盆休みに入り、ようやくまとまった時間がとれたので、ここ最近の活動報告を。

 

7月27日に、&Gardenのエディブル活動のHOMEである、一般社団法人エディブル・スクールヤード・ジャパンが主催するサマートレーニング2019に参加してきました。

 会場は横浜市大倉山記念館 森の中に佇む瀟洒な洋館
会場は横浜市大倉山記念館 森の中に佇む瀟洒な洋館

菜園教育の最前線、エディブル・スクールヤード・プロジェクト https://edibleschoolyard.org/ が主催するエデュケーター育成のためのサマー・トレーニング2019からの報告と、最新のエディブル・エデュケーションに触れる研修。ESY3つの模擬授業、日本での実践例報告、課題解決に向けたディスカッション、最新のカリキュラム紹介‥等々、より実践的な学びの会となりました。


どこかで見たことがあるような‥と思ったら、ドラマのロケにもよく使われているそう 道理で!

今年もEDYJから3名の研修生が派遣されたのですが、その方々からの現地報告と、実際の模擬授業を受けました。

全国各地でエディブル・プロジェクトを自分のまちに‥と思っている人がたくさん参加しました。前半の座学の時間を経て、後半は敷地内の森の中をフィールドに、用意された3つのプログラムの中から自分が体験してみたいプログラムに参加。私は塚原セッション「循環するってどういうこと?~コンポストを通して考えてみよう~」を選択。

 

自然物が分解されやがて土へと還っていく循環のしくみについて、身近にあるものを通じて感じ取る実践。すぐに子どもたちにシェアできる内容で、刺激になりました。今後のカリキュラム作成に取り入れてみようと思います。

相変わらず、ESYJが設営する会場のデザインの美しさや工夫には、参加する人を温かく迎え入れようとするホスピタリティを感じます。そしてどこかで必ず、人の手の入ったお茶や果物が並びます。この日は私も自宅のキッチンガーデンで早朝に収穫したばかりのマイクロトマトを持参。スタッフさんがすぐにその場でテーブルに並べてくださいました。皆さんにも「美味しい!」「これ、止まらないね~」と喜んでいただけて嬉しかったです(^^)

見上げるとこの森の木々たちも「樹冠譲り合い」(Crown shyness)をしています。

繋がりながらも、決して相手を侵さない‥その紳士的な態度は、私たちが一番に学ぶべきことで、私は植物からいつも学びます。

今回の参加で持ち帰ったキーワードはズバリ、「ENGAGE」・・「繋がり」といってもよいでしょうか。この活動が日本の学校の中に根づくまでには、まだまだその前段階のところで足踏みしていることは確かで、実践者はそれをどのようにしていけばよいかを模索しているわけですが(私のその一人です)、子ども達の幸せを願うその気持ちには垣根などなく、きっといつの日か、この日本ならではの日本らしいエディブル・エデュケーションが広がることを予感しています。

 

日頃岡山では一人で黙々とやっている私ですが、時折こうしてESYJの顔ぶれに触れることで、「一人じゃないんだな」と勇気をいただきます。奇しくもこの数日後には、自宅でのエディブル教室と、おかやま環境ミーティングでの実践報告が控えていましたので、すぐに資料に反映させて臨むこととなりました。