8月3日(土)にモデルガーデンで生きもの観察会を開きました。今回は初めてゲストをお招きしました。トンボ博士と呼ばれている近藤隆夫さん。日頃から岡山県自然保護推進員としてご活躍の方で、子ども達にも大人気。
モデルガーデンは自然栽培で管理しているので、肥料・農薬・除草剤の影響がまったくありません。おかげでガーデンは生きもの達のサンクチュアリのようになっていて、虫や鳥たちがたくさん訪れていました。虫による食害などはありますが、なんとなく生態系バランスが取れているのはわかっていたので、生きものの専門家にぜひ一度ガーデンを評価してもらいたいな‥と思っていたのです。そのことを近藤さんにお願いしたところ、すぐに快くOKしてくださいました。
募集開始したところ、すぐに満員御礼となりました。
日の出と共にガーデンへ出て、少し荒れ気味だった庭のお手入れやセッティング。虫のパラダイスとはいえ、子ども達に事故やケガがあてはならないので、神経を使います。この日は特に暑かったので、熱中症対策も特に念入りにして迎えました。
時間が来て、続々とやってきたキッズ達。手には虫捕り網とカゴ!あいさつもそこそこに、さっそく虫捕りを始めちゃいました。(いつもなら、チェックインをするところなんだけどなー笑)
虫が捕れたら「見せて見せてー」といって子ども達同士で集まって見せ合いっこをしています。あれ?キミたち、同じ学校だっけ?前からお友達なの!?と聞いてしまったほど、何も言わなくても、ごく自然に子ども達は仲良くなっていました。
「このセミはあの子のカゴに入れてあげるんだ」と言う男の子。自分よりも小さい子がまだ虫を捕まえられずにいるのを知って、代わりに捕まえてあげたようです。
みんなの様子を観て、もう今日はオトナの出る幕はないな‥と判断。子ども達はこのフィールドで何を吸収すればいいのか、本能でもうわかっているようでした。なので、いつもに増して、子ども達の自由にさせることにしました(^^)
▼虫捕りの様子
▼近藤さんから、トンボを眠らせるマジックを伝授してもらいました
▼インセクト・ホテルづくり アートな作品が並びました^^
▼お待ちかねのおやつタイム♪ この日は自家製ブルーベリー&甘酒のかき氷
今回、“初めまして” さんが多かったので、間が持たなくて持て余してしまう子がいるかな‥と少し心配していたのですが、そんな心配は最初からまったく無用でした。
じつは申込み期間中、あるお母さまからお問合せがありました。「人見知りなところがあるので、親も一緒に参加できませんか?」と。
親子参加型のイベントが多い中、&Garden では敢えて、保護者の同伴は原則無しにしています。それは、子ども達同士の連携や協働の輪をつくりたいから。親がいると、子どもはどうしても無意識に親の視線を気にし、親の期待に応える行動を優先してしまいます。そうした制約(‥という表現がいいのかどうかわかりませんが)から解放された環境で、子ども達だけの世界で思い切り遊んで欲しい。
そのことをお母さまへお伝えすると、気持ちよくご理解くださいました。「私も子離れの練習をしてみます」って。とても嬉しかったです。お母さまの心配は杞憂に終わり、お子さんは最初から最後までずーっと楽しそうに過ごし、いろんなお友達を作っていました。それは、このお母さまの子育ての賜物でもある‥ってことではないでしょうか^^
子どもって、親の知らない別の顔を持っているのかもしれませんね(^_-)-☆
子ども達の可能性って、本当に素晴らしい。
エディブル教室をすっかり気に入ってくれた子ども達。
「次は秋にやるよー」と言ったら、
「じゃあ次はドーナツがいい!」
「僕はハンバーガー!」
‥そっち(おやつ)かーい!笑 とみんなで大笑いしつつ、次もまた会おうね!と再会を約束しました。
参加してくれた子ども達、ご理解とご協力をくださった保護者の皆様、どうもありがとうございました(^o^)丿