第7回おかやま環境教育ミーティング

8月5日(月)は、「第7回おかやま環境教育ミーティング」@おかやまコンベンションセンターに参加しました。

この企画の副実行委員長を務めた、みずしま財団(公益財団法人 水島地域環境再生財団)さんからオファーいただき、会の後半にあった分科会の講師として、倉敷の公立小学校で行っているエディブル教室の実践を紹介する機会を頂きました。

 

「おかやま環境教育ミーティング」とは・・・

  •  環境教育に関係する人同士がつながる場
  •  環境教育の意義ややりがいを共有し、お互いに学びあい高め合う場
  •  それぞれの環境教育活動を理解し認め合い、協働が生まれる場

 

を目指しています。

学校、企業、行政、NPOや環境団体等、環境教育に関心のある高校生から社会人まで幅広い世代が集ります。


みんなが参加して交流できるスタイルでミーティングを行うことで、環境教育に関わる人たちが、これまで出会っていなかった人・団体・活動とつながることができます。(主催:公益財団法人岡山県環境保全事業団 環境学習センター「アスエコ」ウェブサイトより

 

 

ということで、初めての参加で少々勝手がわからない状況でしたが(笑)、ドキドキ&ワクワクで当日を迎えました。

 

 

扉を開くと、すでにたくさんの来場者が!これまでで最高の来場者数だったそう。



&Garden からも、エディブル・スクールヤードをご紹介するミッションを持って、前半はブースを設営。トレードマークの赤いギンガムチェックのクロスを敷いて、HOMEである一般社団法人エディブル・スクールヤード・ジャパン の紹介と、&Garden で行っている岡山での実践の様子をパネルにしてご紹介。

 

&Garden オリジナル・カリキュラムの一つ、大麦の栽培~麦茶づくりまでの様子を例にしたので、実際に子ども達とつくった六条麦茶を試飲用にお持ちしました。

 

かなりの人がブラインドテイスティングに挑戦されました。ブラインドテイスティングとは、自家製の麦茶と買ってきたペットボトルの麦茶のどちらかを当てる‥というもの(^^)

 

「ああ、この味って昔ながらの麦茶だわー」

「うわ、こうやって比べてみると全然違うねぇ」

 

‥等々、コレ、かなり盛り上がりました。皆さん、かなりの確率で正解されていましたよ!やはり「味わう」という体験は人を惹きつけますね(^^)

 

ただ飲み比べをしたのではカリキュラムにした趣旨が伝わらないので、飲んでいただきながら、なぜこのようなカリキュラムを組んだのかもお話しすると、皆さんの表情が真剣に変わっていました。


後半の分科会では講師としてお話をいたしました。

 

子ども達をとりまく教育問題、相対的貧困の問題は今や、海外だけではなく、この日本でも起きていること、これは “対岸の火事” ではないという現状と、それを食を通じて解決していこうというエディブル・スクールヤード・プロジェクトが始まった経緯をダイジェストでお話ししました。

 

また、これまでの国内の「農業体験」や「食育」とどこが違うのか、エコリテラシ―とは何か、&Garden が目指していることについて、システム理論家:フリッチョフ・カプラ氏の言葉も借りながらスライドをご覧いただきました。

 

参加してくださった方の中には、すでに環境教育の場でご活躍の方々の姿もたくさんあり、少し緊張しましたが、それだけこのエディブル教育へ関心を寄せてくださっていることが大変嬉しかったです。

 

お話のあとは、皆さんと一緒にダイアログ。小グループにもわかれていただき、それぞれの想いや考えをシェアしてもらいました。それらを記録した内容は、コーディネーターに入られたみずしま財団さんが保有されているので、報告書が届いた時にまたご紹介できたらなと思います。

 

朝から夕方までの長丁場となりましたが、あっという間に時間は過ぎ、それだけ充実した一日だったといえます。分科会の後、岡山市と倉敷市の職員の方が声をかけてきてくださったのも嬉しかったです。いやぁ~楽しかった!

 

子ども達をとりまく教育現場での課題については、本当はもっともっと丁寧な時間をかけて、教育現場や地域の方々、志ある方々と分野横断してのダイアログをしてみたいなと思っています。ピン☆と来た方はぜひお声がけくださいませ。

 

このような機会を与えてくださいました公益財団法人岡山県環境保全事業団 環境学習センター「アスエコ」の皆様に感謝いたします。

ありがとうございました(^o^)丿