前回のつづきです。
8月26日(月)に、第1回目の庭の教室をくらしのたねさんで開催しました。題して「レイズドベッドをDIYしよう」。
今回は植物は触らず、ドリルでブィーーーンと木材に穴をあけたり、インセクト・ホテルをつくったりして、植物や虫さんが居心地よくなるような “ お部屋 ” づくりをしよう!というのがテーマです。
モデルガーデンで開催したインセクト・ホテルが大好評で、今回のWSでもリクエストいただきました。
いろんな材料を集めて、あれこれ組み合わせを考えます。
虫が冬にどんなふうに冬眠していて、春がきたらどんなふうに目覚めるのか、卵やサナギになっている間ってどんな感じで過ごしているのかな?
・・そんなことを想像しながら、虫のホテルをつくります。
「これは虫の布団。だからふわふわなのにした」
「こっちは卵が産めるように、ちょっとすき間をつくったよ」
みんなそれぞれ、自分が虫になったら‥と思いながらつくっていました。相手の立場を思い、行動に移す‥というのがそもそものテーマで、ただ単に素敵なアートをつくることだけが目的ではないので、子ども達が楽しそうに説明してくれるストーリーを聞いて嬉しくなりました。
インセクト・ホテルをつくって、だんだん場が慣れてきた頃、今度はいよいよDIY。
その前に、なんのためにレイズドベッドとやらを造ることになったのかを説明するために、ちょこっと土のお話もしました。長~~~~~~~~い仕掛け絵本は子ども達に大人気!
終わってお母さんに「あの本、買って~」ってお願いした子もいたそうですよ。
ここでも、普段目にすることのない土の下がどんなふうになっているのか、イメージを膨らませ、目に見えないものへ思いを馳せる気持ちを育んでもらっています。
以前のプログラムで、「じゃあ、アスファルトとかコンクリートでふさがれてるところは、土も生きものも苦しいなぁ・・・」と呟いていた子がいて、その感性に感じ入ったことも。
この絵本もそうですが、カリキュラムで使うモノ、コト、どれもすべてに理由があり、説明できることが指導者には求められます。
さぁ、ドリルを使って板を留めていきますよ~(^o^)丿
最初にデモを見せたあと、「じゃあ、やりたい人ー!」というと、「はーい!」と一番に手を挙げたのは女の子♪
「僕は最後でいい・・」ボソッと小さな声で答えていた男の子も、恐る恐るやってみたら大成功!「あらー バッチリじゃーん!」と褒めてあげたらまんざらでもなさそう!(^^)!
慣れてくればこっちのもの♪ もうオトナが手を貸さなくても、自分たちで協力し合って、ガンガンドリルが使えるようになりました。
「そこじゃない、うん、そこそこ!」
「そぉーっとね」
「あっ、手を気をつけて!」
デモで注意しておいた工具の安全な使い方のことは、スゥーッと子ども達の心に入ったようで、お互いに声を掛け合い危険回避もしていて、スバラシイ!みんな なんて素敵なの!
「あとは任せた!残りの板、ぜーんぶやっといてくれる?」そういうと、「僕は最後でいい」と言っていた子が、責任持って最後までキレイにドリルで穴をあけてくれました。頼もしい!
オトナはこういうとき、見て見ぬふりして、でも実はそっと見守っておくといいですよね。私はほかのことをしているようでいて、見てないフリをしつつもいつも視界に入るようにしています。
そうして、子ども達のおかげでレイズドベッドはこんなふうになりました☆彡
これが
↓ ↓ ↓ ↓
こうなる\(^o^)/
これ、じつは廃材のアップサイクルなんです。アップサイクルとは、サスティナブルなものづくりの新たな考え方。
モノを一旦解体したり溶かしたりなどして素材を変化させて再資源化する‥という素材の原料化がリサイクルなのに対し、元の素材や形質は生かしたまま、より次元・価値の高いモノを生み出すのがアップサイクル。
板厚がある程度あったので、すぐに板が割れる心配がなさそうということもあって、ペイントはせず、色の抜けたこの自然な木の色合いそのままを使わせてもらうことにしました。だからでしょうか、“ とってつけた感 ” があまりなく、背景になじんでイイ感じ。
「はじめまして」さんばかりだったので、最初のうちはみんな少しテンション低めだったのですが、終わったときのみんなの顔は笑顔でいっぱい!
『帰ってから、インセクトホテルをどうしてこういう風にしたかなどを生き生きと話し、しかも、めっちゃ楽しかったわとボソッと笑』
『あまりテンション上がってないように見えたのに次も行きたいって言ってました 笑 またよろしくお願いします』
ママさん達からもあとからこんな嬉しい感想をお寄せいただきました。なんかね、うちの教室って、あとからじわじわくるみたい笑
さて、次回はいよいよ秋冬野菜の苗を植えます。だんだんキッチンガーデンらしくなっていきますよ!
9月下旬の平日の方向でスケジュールを相談していて、大人の方や就学前の親子さんを対象に予定しています。自宅のお庭を菜園にしたい、キッチンガーデンやポタジェにしたい、という方のご相談にも乗りますので、興味のある方はぜひいらしてください。
近日中に日程と詳細が決まりますので、発表されましたら、こちらのサイトでもお知らせしますね!
お問合せなどは、くらしのたねさんまでどうぞ(^o^)丿
▼くらしのたね
(おまけ)
くらしのたね さんの建物のには、1階に食堂があるんです。オーガニックな食材を使った、Mojiro さんのランチが食べられます。
催しやイベントが終わったあとに「はぁ~おなかすいたー!」ってなったときに、ちょうどぴったりなのです。
食後には、オーガニック&フェアトレードコーヒーを扱う、スローコーヒーさんの淹れたてドリップコーヒーも。
子ども達が幼稚園や小学校へ行っているあいだに、ママ同士で楽しいWSとランチの両方が楽しめるくらしのたねさん、穴場ですよ!