庭主は、オープンガーデン開催日から逆算して、中にはオープンのために何ヶ月もかけて手入れや整備に勤しんでいる人もいます。以下のことに配慮できる方との交流を楽しみに公開していることをご理解ください。
・指定された公開日時以外に訪問するのはマナー違反です。「このあいだ来れなかった友人を連れて行きたい」という人が時々いますが、次のオープン・デイまで待ちましょう。
・「早めに着いたので」と言って時間外に入場を求めること、時間を過ぎても帰らないのもNGです。時間を守って来場しましょう。
・「この株分けて」「タネを頂戴」「球根分けて」「挿し木させて」はマナー違反です。
・匂いのよいハーブだからといって勝手にちぎって匂いを嗅いだり、花を切ったりするのは厳禁です。
・ペットを連れてもよいか、動物の振舞いに理解があるオープンかは、事前に尋ねましょう(庭でペットがトイレをしたり、植栽を荒らしたりする心配はありませんか?)
・会場は個人の庭です。住所や建物の全容が特定できるような情報の公開や、写真・動画の撮影は控えましょう。SNSなどインターネットへ掲載してもよいかも、事前に許可を得ましょう。
・庭主の方は趣味で楽しんでいます。「イマイチね」「自慢したいだけなのね」といった不用意な批判はやめましょう。
・指定されたところ以外へ駐車をしないようにしましょう。
・危ない場所や壊れやすい物もあります。お子様をお連れの方は、くれぐれもご注意ください。
・自宅へ上がろうとするなど、庭以外のプライベートスペースへ入ることは控えましょう。トイレは事前に済ませて入庭しましょう。
ガーデニング大国といわれるイギリスでは、いつもどこかで個人の庭が公開され、個人の庭を見ることが週末の楽しみになっています。世界で最初にオープンガーデン組織が発足したのは、NGS(ナショナル・ガーデン・スキーム)という慈善団体で、1927年に発足しました。
「いつか、私の庭でオープンガーデンがしたい!」庭づくりに夢中になっていた、岡山在住のある一人の女性が、1999年5月、近所の庭仲間2軒に呼びかけ、オープンガーデンを企画。チラシを作り、“ Three Gardens are OPEN ” を開きました。これが、「イエローブック岡山」の誕生です。
この活動はさまざまなメディアにも取り上げられ、岡山県内の個人庭の登録数は100軒を超えました。 さらに2000年11月、多くの人々に支えられ、ビズ・ガーデン大賞 ガーデンサークル部門を受賞。国内初の会員制のオープンガーデン組織として、名実ともに認知されるようになりました。(我が庭も2004年に登録)
日本では個人の庭を一般にオープンすることは、セキュリティーの問題からも、まだまだ勇気と努力が必要です。ですが、自分が思いつくままに作る庭から、他人に見せる庭を創るということは、客観的に庭を見直すチャンスになります。そして、ガーデニング愛好家や地域の人々が交流することによって、美しい景観づくりの輪が広がり、思いやりの中にも自立した社会が形成されるようになっていきます。
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